在宅透析(HDD:home hemodialysis)は、医師の管理の元、患者が自宅で透析を行う治療法です。

最大の特徴は、自由に透析日数や時間が決められるのでライフスタイルに合わせてしっかり透析ができることです。

在宅透析の研修について

 在宅透析を始めるためには、全ての手技を理解し一人でできるよう研修が必要です。当院での研修期間は週3回の3ヵ月間を予定していますが、進捗状況により研修期間が延長することもあります。研修は通院して血液透析を受けながら進めることになります。

自宅の改修について

 2畳以上の治療スペースと、物品の保管場所として2畳程度のスペースが必要です。電気は容量を増やす必要があり、「在宅透析機器専用のブレーカーがあること」「水道及び排水については専用配管を在宅透析機器のところまで持ってくること」が好ましいです。また、研修期間中に医療スタッフ・機器メーカーの担当者が下見訪問を行い、自宅の環境に合わせたアドバイスを行います。