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     |  | 昨夜の講演会のおさらい。 
 印象に残った部分だけ。あくまでも小生が受け取った内用であり、演者の意図とは違うかもしれませんのでご了承ください。
 主に、糖尿病・CKD患者の保存期の話です。
 
 今回は腎臓専門医の話なので血糖の管理に関してはなし。当然、血糖や体重管理を行う前提です。
 
 透析導入の原疾患に関してはDM腎症の増加はそのままだが、腎硬化症が増えている。
 
 過度のたんぱく質制限は透析導入後の予後が悪い。
 昔の透析導入後の予後は芳しくなかったので一日でも透析導入を遅らせようとしたが、昨今はそういう事はないので、透析導入を数日、数ヶ月遅くさせることに躍起になることは無いという背景もある。
 
 血圧は下げすぎなくて良い(降圧剤の使い過ぎは宜しくない)。せいぜい130/80くらいまで、140/90程度でも良かろう。
 特に、腎硬化症ではBPを下げすぎないように。
 
 短時間作動型のループ利尿剤は良くない。ラシックスよりも
 
 ルプラック http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2139009F1026_2_04/
 
 や
 
 ダイアート http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2139008F1056_1_09/  が良いだろう。
 
 重曹の服用はCKDの進行を抑制する可能性がある(重曹のナトリウムは問題にならないのか?)。
 
 貧血はCKDの進行を後押しする可能性が高い。可能ならばHbを13g/dl程度に維持すべし。 クレアチニンが1台でも腎性貧血は起こる。
 
 クレメジン(敢えて商品名)はCKDの進行を抑制する。ジェネリックは宜しくないらしい。
 
 BardoxoloneはCKD進行を抑制する(治験中)。
 
 糖尿病性腎症の患者の末期は溢水状態で、実際の体重はかなり減っている(食べられない)。
 
 以上、取り止めがありませんが。備忘録として。
 
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